山あり谷あり、恋もあり。
それにしても、まったく現金なやつめ。
コンビニのチキンは、秀太の大好物。
「コンビニのチキンだけで生活できる」とか言ってるくらい。
だから、何かお願いするときとか、すごく機嫌が悪いときに
もう何しても無駄ってなった場合の最終兵器なの。
「もう…科学の授業がある度にチキン奢ってたら、お小遣いなくなるよ。
このチキン野郎め。」
「は?なんか言った?」
「うわっ、い、いや、何も言ってない!
何も言ってないです。あはは・・・。」
なんで小さい声で言ったのに聞こえてるわけ。
秀太の耳は地獄耳か。
うー!
秀太なんか、一回油で揚げられちゃえばいいんだ。
カラッと優しい衣をまとって出直してきやがれー。
・・・直接言ったら、二度とノート見せてもらえなくなるから
これは心の中で叫ぶだけにしておこう。