山あり谷あり、恋もあり。
「なんか楽しそうだね。」
ものすごくキラキラした笑顔で話しかけてくる陽祐。
「う、うん・・・。そうだね。」
別に他のクラスと交流を図るのは全然問題ない
むしろ嬉しいくらいなんだけど・・・。
なんだかものすごーく嫌な予感がする。
「そして、親睦合宿では
1日目の夜にカレーを作って、2日目の昼にバーベキューを各自でしてもらう。
そこで、今から4、5人の班を各々作ってほしい。
この班で、準備から調理までを一通りしてもらうことになるんだが…。
そうだな、バーベキューがあるから、できれば男女混合の班がいいな。」
うわ・・・やっぱりだ。絶対来ると思った。
「香織、残念だったな。」
秀太はニヤッとした、いやらしい笑顔で私の方を向いてきた。
「本当に最悪…。なんであっちで用意してくれないの。。。」
私は体の力が抜けていくように机にうなだれた。