山あり谷あり、恋もあり。
「あ、来た来た。香織、秀太おはよう。」
「香織と秀太遅いよ~。まじぎりぎりじゃん。」
美咲と陽祐が話しかけてくる。
「おはよ。こいつが寝坊するからな。」
「お…おはよう美咲。
あ、陽祐も…。
秀太が起こしてくれないから・・・
ハァ…ハァ…
遅くなっちゃったんだよ。」
「ちょっと香織~、ついでに感やめろよー。
おれ傷つくじゃん。」
ごめん陽祐。
でもついでとかじゃなくて、単純に、息が切れて一度に言えなかったんだよ。
家からずっと走ってきたんだもん。
私は今、膝に手をついてて、今にも座りたいくらい
立っていられるのがやっとって感じなのに
なのに
「こいつ、俺が家行くまで寝てたんだよ。
信じらんねーよな。」
私の隣にいる秀太は大して息が上がってないから
・・・なんかムカつく。