山あり谷あり、恋もあり。
「聞いてよ美咲!もうさ、朝から秀太ひどいんだよ!?
私のことゴリラ扱いして。私そんなウホウホしてないのに!」
さっきのこと思い出したら腹立ってきた。
「なにそれっ。ウホウホって。」
美咲はお腹を抱えて笑い出した。
「ちょっと美咲!そんなに笑わないでよ。」
秀太はもちろんだけど、美咲まで・・・ひどい!
「ごめん。なんかやりとり想像したら、ちょっと香織がゴリラにっ・・・見えっ・・・」
最後まで話せなくなるくらいに爆笑する美咲。
そんなに笑える?
しかも、今、私のことゴリラに見えるって、言おうとしたよね!?
絶対そうだよね!?
「もういいよ!美咲まで秀太の味方するなんて。もう美咲なんて知らないっ」
ふんっとして私は自分の席に戻る。