暴走族に恋をする。


━━━━━━━━━━━━━━・・・・


「じゃーねー」


「バイバーイ」


そして放課後、そんな教室の中…


「じゃあ、俺バンドの練習あるし先帰るな!」


暁斗くんも急いで教室を出ていった。


「俺らも行こ!」


「うん。
莉奈も途中まで一緒に帰る?
私たちも駅の方行くし。」


「あー、うん。そう「莉奈!」


……池田さんか…
今私と話してたのにそれを遮るってどうなの?
待ってるでしょ、普通。


「……なに?」


「今日は私と帰らない?
いい?天宮さん。」


「え…」


……なぜ私に聞く?
莉奈が決めることじゃん。


「……いいよ。一緒に帰ろ。
じゃあね、桜子。また明日。」


「あ、うん。バイバイ。」


莉奈はそういって池田さんと教室を出ていった。
……けど、前に池田さんって莉奈の悪口をいってたとかって言ってなかった?

莉奈はそれで避けてたんじゃなかったの?


……女はよくわかんないなぁ…


「じゃあ俺らも行こ!」


「あ、うん。そうだね。」



< 235 / 344 >

この作品をシェア

pagetop