暴走族に恋をする。



さて、と…私も頑張って勉強しよ。


「隼斗さんやるよー。」


「はいはい。」


ゆっきーさんがもうテーブルをきれいにしてくれてあったから、私はそのまま隼斗さんの隣へと座った。

快斗は、というと…


「おぉ、人がいっぱいいる。」


理学療法士さん…かな?
若い男の人が、快斗の部屋へと来た。


「げ。もしかして立つ?」


「そうだよー。頑張ろうね。」


快斗は完全に嫌な顔を貼り付けていた。
まぁ…いたそうだもんなぁ…
その足で立たなきゃなんだもんね。


「快斗、早く学校行きたいなら頑張りなよ。」


「…はーい。」


「あ、彼女?彼女には弱いタイプなのか~。」


「うるさいわ!やるならさっさとやろ!」


「あぁ、その前にストレッチからね。」


快斗はなんだかんだ、この理学療法士さんとリハビリを始めた。
「痛い痛い!」
なんて叫びながらもね。


「おい、聞いてんのかよ。」


「聞いてます。続きは?」


私も、負けてられないよね。



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