暴走族に恋をする。
━━━翌日
私は外へ勉強をしに行くため支度をしていた。
家だと誘惑が多いから。
………このベッドとか、ね。
「桜子。」
「はい。」
そんなとき、部屋にお母さんが来た。
「涼介くんが来てるわよ。」
「え?
………わかりました。」
こんな朝から?
まだ9時前だよ?日曜日だし部活なのかな。
私は勉強道具を詰めたバッグを持って下へ降り、リビングにバッグをおいてから玄関へ出た。
「あ、桜子おはよ。」
「おはよう。
どうしたの?こんな朝から。」
「んー、ちょっとね。
外出れない?」
「え、外?いいけど…
あ、じゃあ私も荷物持ってくるから待ってて。」
そういって私はリビングに荷物を取りに行った。
そのまま出掛けちゃえばいいし。
「お母さん、涼介が用があるようなので出掛けてきます。
そのまま勉強しにいきます。
学習センターと図書館が休館日なのでファミレスで勉強してきますのでお昼ご飯と夕御飯は済ませてきます。
22時までには帰宅します。」
「はい、わかりました。
でも日曜日のファミレスはにぎやかで集中できるの?」
「逆に、ああいう状況だと心地いいんです。
時代の流れも聞くことができたりしますので。」
「そう。
いってらっしゃい。」
「いってきます。」
………ふぅ、行くか。