暴走族に恋をする。



で、この工場からすぐ近くのファミレスへと移動をした。


「桜子ちゃんはなにか食べる?」


「食べます。もちろん。」


お腹すいたー。
なんか朝からバタバタだったしな。


………にしても、なんかジロジロ見られてる…?
まぁ…こんな不良集団なかなかないしな。

その中に私じゃ異色すぎて変な感じだもんな。


「みなさんは、私なんかといて恥ずかしくないんですか?」


「は?」


「なんで?」


「だってみなさんはハデだけど、私は地味じゃないですか。」


「俺はそんなのあんま気にしないけど、少なくとも今の桜子ちゃんは全然地味ではないけどね。
こんな綺麗な子、この辺にいたんだなーって思っちゃうくらい!
な、隼斗!」


「なっ…俺に振るなよ。」


「隼斗も素直じゃないよね。
本当は可愛いとか思ってんのに昨日の今日で素直に言えないんでしょ。」


「そんなんじゃねーわ!」


「別にどっちでもいいです。
今更優しくされても私も調子狂うのでそのままでいいです。
それより早く注文してください。」


お腹すいた。
人数が多いとなにかと時間がかかるのがいや。



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