TUG of WAR ~恋のつな引き~
「はい。」
先生は冬休みの課題の冊子を私に渡す。
受け取ろうとしたその時、
一瞬だけ先生の手に触れてしまった。
「あっごめん…。」
そう言い先生が慌てて手を引いたが、
私も驚いてしまい受け取りそこねたため、
冊子が床に落ちてしまった。
「いやいや私こそすみません。」
何でこんなにも慌てているの。
私も先生も。
床に落ちた冊子を急いで拾おうとすると、再び先生の手と私の手が重なる。
「「あっ。」」
私と先生の声が重なる。
これはもはやコントだ。
次に待っている人をちらって見るともう笑いを堪えられない顔をしている。
私は今度こそと思って、絶対手が当たらない冊子の端を持って自分の席に戻った。
「どうしたの、あんなに挙動不審になってて。」
「舞見てたのか……。」
次の人も笑ってるくらいだし、相当おかしかったんだろうけど。
先生は冬休みの課題の冊子を私に渡す。
受け取ろうとしたその時、
一瞬だけ先生の手に触れてしまった。
「あっごめん…。」
そう言い先生が慌てて手を引いたが、
私も驚いてしまい受け取りそこねたため、
冊子が床に落ちてしまった。
「いやいや私こそすみません。」
何でこんなにも慌てているの。
私も先生も。
床に落ちた冊子を急いで拾おうとすると、再び先生の手と私の手が重なる。
「「あっ。」」
私と先生の声が重なる。
これはもはやコントだ。
次に待っている人をちらって見るともう笑いを堪えられない顔をしている。
私は今度こそと思って、絶対手が当たらない冊子の端を持って自分の席に戻った。
「どうしたの、あんなに挙動不審になってて。」
「舞見てたのか……。」
次の人も笑ってるくらいだし、相当おかしかったんだろうけど。