TUG of WAR ~恋のつな引き~
「それじゃあ端同士でじゃんけんして勝った方からくじ引いてください!」
学級委員が仕切って席替えのくじ引きが始まった。
「これって男女別で席替えでしょ?
前後左右男子とかつまらないよね。」
斜め前に座る舞が私に話しかける。
「確かに。私今度も舞の近くがいいな〜。」
もちろん席は前の方で。
「別に同じクラスなんだからいつだって会えるでしょ。
ま、私も近くの方がいいけどね。優佳の反応見るの楽しいし。」
「そんなに露骨に出てる!?私の反応。」
1学期までもHR中に先生のこと見てたりはしてたけど、まさか周りに分かるほどのオーラが出てたとは……。
「周りもイケメンに見惚れてるんじゃないのくらいにしか思ってないとは思うけどね。」
「えっでも恥ずかしいって!
好きなのバレてるじゃん。」
「別に瀬名先生のこと好きな人だなんていくらでもいるでしょ。
市田さんとか市田さんとか。」
最近すっかり見かけなくなって、
市田さんの存在忘れてた。
生物準備室行く用もないしなあ…。
学級委員が仕切って席替えのくじ引きが始まった。
「これって男女別で席替えでしょ?
前後左右男子とかつまらないよね。」
斜め前に座る舞が私に話しかける。
「確かに。私今度も舞の近くがいいな〜。」
もちろん席は前の方で。
「別に同じクラスなんだからいつだって会えるでしょ。
ま、私も近くの方がいいけどね。優佳の反応見るの楽しいし。」
「そんなに露骨に出てる!?私の反応。」
1学期までもHR中に先生のこと見てたりはしてたけど、まさか周りに分かるほどのオーラが出てたとは……。
「周りもイケメンに見惚れてるんじゃないのくらいにしか思ってないとは思うけどね。」
「えっでも恥ずかしいって!
好きなのバレてるじゃん。」
「別に瀬名先生のこと好きな人だなんていくらでもいるでしょ。
市田さんとか市田さんとか。」
最近すっかり見かけなくなって、
市田さんの存在忘れてた。
生物準備室行く用もないしなあ…。