TUG of WAR ~恋のつな引き~
第二回実行委員会は2日後に開催された。

しかし帰りのHRが長引いたため、10分ほど遅れてしまった。



「HR長引いて遅れてすみません。」



そう言いながら入ると何と壮介がいて、目が合ってしまった。

それも瀬名先生も同じ教室にいる。

この上ない嫌な状況だな……。



「新沼そこのプリント置いてある席に座って。
前後で同じ競技になるように席座ってもらってるから。」



教室の端で委員会の様子を見ていた瀬名先生が、私に小声で言う。



「はい。」



……って、え!?

その空席の前には壮介が座っていた。

これは壮介も私と同じ卓球のトーナメント係ということ!?

信じられない……。



「それで、1週間後の12/21までにトーナメント表を僕にまでください。
では、各自決めてください。」



トーナメント係の人がそう言った。

「優佳今来たばっかりで分からないと思うから、このメモあげるよ。」

「あり……がと。」
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