TUG of WAR ~恋のつな引き~
「とにかく、ここでこの話をするのはやめろ。
今は片付けが一番だろ。口よりも手を動かせ。」
「…分かりました。」
こりゃあ壮介の完敗だ。
でも、先生が助け舟を出してくれたおかげで救われた。
それにしても、瀬名先生があんなに怒っているところ初めて見た。
私のためにここまでしてくれるとは───
数メートル先を歩く先生の後ろ姿を、感謝の気持ちを込めながら見つめた。
片付けが終わり、
全体で反省会やプチ打ち上げをしたところで、いったん解散となった。
……実はこの後お店に移動して本格的な打ち上げもあるのだが、
壮介と同じ場所にいるのも気まずいから断った。
教室の時計をちらっと見ると、
時間はもう18時半を過ぎていた。
普段長くいても17時までだから、この時間まで学校にいるのは私にしては珍しい。
それに今日は授業もないから課題もないし、
塾も授業がないからわざわざ塾に行く用もない。
まあ、時間も遅いし疲れたからそのまま帰るか。
そう思い、コンビニであんまんを買って帰ることにした。
今は片付けが一番だろ。口よりも手を動かせ。」
「…分かりました。」
こりゃあ壮介の完敗だ。
でも、先生が助け舟を出してくれたおかげで救われた。
それにしても、瀬名先生があんなに怒っているところ初めて見た。
私のためにここまでしてくれるとは───
数メートル先を歩く先生の後ろ姿を、感謝の気持ちを込めながら見つめた。
片付けが終わり、
全体で反省会やプチ打ち上げをしたところで、いったん解散となった。
……実はこの後お店に移動して本格的な打ち上げもあるのだが、
壮介と同じ場所にいるのも気まずいから断った。
教室の時計をちらっと見ると、
時間はもう18時半を過ぎていた。
普段長くいても17時までだから、この時間まで学校にいるのは私にしては珍しい。
それに今日は授業もないから課題もないし、
塾も授業がないからわざわざ塾に行く用もない。
まあ、時間も遅いし疲れたからそのまま帰るか。
そう思い、コンビニであんまんを買って帰ることにした。