なんで今更こんな事?ー幼なじみと始まるグレーな関係ー
「繭の服……あぁ。これじゃん……?」
そう言って
ベッドの布団の中から足で押し出される。
「ちょっと!!ワンピ皺にしないでよ!!」
そう言って怒鳴れば、
「……うるさい……」
そう言ってまた布団を抱きかかえるように寝返りをうつ康平。
「もー寝る前に畳む位しといてよね!」
意味不明な八つ当たりをしつつ、
その服を適当に畳んで近くにあったビニール袋に詰め込む。
後片付けは……
ま、いっか(笑)
本当にいつも通り、そのまま帰ろとした私に
康平が
「……あ、そーだ。繭、今生理前だっけ……?」
寝ぼけてんのか、突然意味不明な事を聞いてきた。