恋は世界の片隅に【短編集】
仕方なく、あたしは着替え片手に1階へ降りた。
ったく、なんであたしが遠慮しなきゃなんないのよ!
無造作に服を脱ぎ捨て、通気性の良い薄手のワンピースに着替える。
…うん。
これでちょっとは涼しくなった。
「……そういえば」
ふと、昨晩お父さんが大量にアイスクリームを買って帰ってきたのを思い出した。
ざっと10個以上はあったはず。
冷凍庫を確認してみると、確かに美味しそうなアイスクリームが沢山詰まっていた。
……あ。
駿太の好きな、チョコチップ味もある。