恋は世界の片隅に【短編集】




駿太の腕から、

胸から、

言葉から、

想いが伝わってくる。







「……小春、好きだよ」







同じだよ、駿太。



どうか夢なら覚めないで。




「……あたしも、だいすき」






この時間が


永遠に続く


二人の時間でありますように――。







駿太の唇の温度を感じながら、あたしはそんなことを考えていた。








【おわり】


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