日記(没作品置き場)

2016-10-03 過去の没作品 nightmare

Nightmare


始まりの時
近づく足音
全てを見透かれているような感覚
君に掴まれた手を
振り払って
逃げる


忍び寄る
恐怖と足音

付きまとう影


__私達、
悪い夢みてるだけだよね…?__


『お姉様』
と呼ばれる謎の存在

憑かれたものは皆____


__こんな事…望んでない!__


何かに魅せられ
取り憑かれたモノたち

操られた心
自分の意思とは無関係に動く身体

目に映る
残酷な光景____



___私…………
今貴方の………………___


__もう、終わりにしよう__


Nightmare

プロローグ

ある学生が日記の
片隅に記したもの。

________

なんでこんな事になったのか、
わからない。

ただ、何者かに操られていたような感覚はあった。

ただ、私にわかることは
都市伝説にある
"お…

________

その先は文字が滲んでいて
読めない。

N__
本心

私は高校生の頃から、
結城と付き合っていた。

でも、私は高校卒業してから上京し
結城とはすれ違う毎日が続いていた。

お互いに忙しくて、連絡が取れなかった。

次第にメールでのやれ取りも無くなり、私は別れたも同然だと考えていた。

なのに突然…
『澪、なんでメールしてくれないの?』

『なんで、電話に出ないんだ?』
といった、メールや電話が毎日来た。

一日中鳴り続ける携帯。

耐えきれなくなった私は
『ごめん。
もう、別れよう?』
とだけ送った。

次の日の朝、結城からメールが来ていた。

『今から、会いに行くから待ってろ。
逃げられると思うなよ』

怖くなった。
逃げる?でも…どこに……

行く当ても無く、街中を彷徨っていた。


ふと思い出した都市伝説。

_殺したい人がいると、
悪夢をみて
"お姉様"がその人の心に住み着く_

結城とは別れられればそれでいい。

_"お姉様"はその人の本心を見抜く_

殺したいなんて…そんなこと……。

_『思うはず無い?』_
心の中で誰かの声と重なる

目を開けると、
そこは見知らぬ場所。

真っ暗…何も見えない。

_『私は…皆から"お姉様"と呼ばれる存在。貴女が見ているのは現実よ』_

こんなのが…現実………

「嘘…嘘だ…だって………」
だって本当に…存在するなんて…



これが夢ならば


目の前に見えるのは、
目を見開いたまま倒れている結城。

何が起きたのかすらわからず、
澪はただ立ち尽くした。

いくら嫌いだったとはいえ、
人を殺めてしまったという罪悪感。

いくら呼んでも、
答えることの無い死体。

やっと解放された身体。


気がついたら、
自室のベッドの上。

7:00にセットしたアラームが
けたたましく鳴っている。

ふと、手の違和感に目をやると…


夢の中で結城を殺すために使った
ロープの痕。

「やっぱり…私は…!」

蘇る。
ロープの感触。

喘ぐような結城声。

そして、死体の表情。



これで良かったのかもしれない。

大学の講義に集中できず、
日記の片隅に記した。

忘れる前に


____第1章_____Fin.

I__




菜緒なんて大嫌い。

裏切られた。

信じた私がバカだったのかな。


同じ大学に通う、紗江と菜緒。


数日前、
菜緒と一緒にとあるセンター街に
買い物に行った。

そこで、数人の男性達に
声を掛けられた。

菜緒は知り合いだから、
大丈夫と言った。


本当の関係

目が覚めると、
見知らぬ場所だった。

鼻を突く酒の匂い。

菜緒達はまだ寝ている。

逃げるなら今だ…!

やっとの思いで外に出たが、
財布はおろか、
鞄も何もかも置いて来てしまった事に気づく。

酔っているのかわからないが、
足取りがおぼつかない。

どれくらい歩いたかわからない。
やっと人通りの多い所に出た。

朝の通勤、通学ラッシュの時間なのだろう。
人々が忙しなく通り過ぎて行く。

見た目にもわかるほどの傷を負った
紗江に誰も気づかない。

__菜緒が憎い…__

私は菜緒に騙されたんだ。

どうせ上辺だけの友人関係だったんだ。

_『殺したいの?』_

「だ…誰⁉︎」

突然声を上げた女性に通行人が視線を向ける。

_『私は、皆から"お姉様"と呼ばれる存在』_

「お姉……様…?」

_『貴女、相当人のこと憎んでいるみたいね』_

「っなんで…それを」

_『私は人の本心を見抜く』_

「ハハハ…夢だよね。こんな事…あるわけないじゃない!」

_『じゃー見せてあげる。素敵な夢を』_

「…此処は?」

闇に閉じ込められているような、
何もない真っ暗な空間。

現実なのか夢なのか__

____第2章____Fin.


G_
繰り返してはならない


朝、澪は大学へ行くために駅に向かって歩いていた。

すると、路地の前で立ち尽くしている20歳くらいの女性がいた。

何かを呟くように口を動かした直後、なんと姿を消した。

周りの通行人も驚き、携帯のカメラを向ける人あるいは動画を撮る人。

明らかにただ事ではなかった。


繰り返してはならない 紗江side.

なにが起きたのかわからない。

現実なのか夢なのか…
それすらもわからない。

目の前には"お姉様"。





ここで終わる()

初期のヤツです。

もう。。。改行しっすっぎっ!!
↑今もか。

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