*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
翌日、朝8時 ────
4日ぶりに登校。となりの席にはすでに千歳の姿がある
。仲のいい怜智と話し込んでいる。
「おす」
「…………!おはよッ」
声をかけてイスを引くと、ふたりははっと顔をあげた。
「あ!?おはよー!今竜憧くんの話してたんだよー!うふふっ。じゃまったねー千歳っ!」
意味深な笑みを残して、怜智は席に戻っていった。
なんだオレの話って!?
「ち……違うから!大丈夫だよ!変なこと言ってないからね!安心して!」
オレの顔色が変わったのを見て、千歳は必死になって慌てた。
「……あ、……ああ……?」
変なこと…………って、あの"告白のこと"だよな。
頭から湯気が出そうなほど熱い。
恥ずかしくて、舌を噛みたくなってきた…………。