*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
翌日。ほとんど眠れない状態で足を引きずりながら学校に行った。
覚悟はしていたけど、想像よりもはるかに千歳の怒りは凄まじかった。
「…………おはよ」
席について、話しかけても一切オレを見ない。
「千歳…………さん?」
目を合わせないばかりか、強張った表情でぷいっと顔を背けられた。
だが、聞いていようがいまいが、お構いなしに話しかけた。
「話だけでも聞いてくれないかな。あのさ、昨日の3人のことだけど、あれやっぱりおばあちゃんの犯人とは関係ないと思うんだ」
「…………」