*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



「………………つまりこういうこと?椿子ちゃんとすれ違いだったってこと?私がもう少し待ってれば会えたんだ……」

たどたどしいオレの説明を、一度聞いただけで千歳は信用してくれた。

「ね、その運ばれたおばあちゃん。大丈夫だったんだよね?」

「……え?……ああ」

「……そっか……なら良かった……」

それどころか、下手したら自分だって死んでいたかもしれないのに、ばあちゃんの心配までしている。

「……オレの話信じてくれんの?」
< 349 / 578 >

この作品をシェア

pagetop