*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
「……!」
え!?ええ!?今なんつった!?聞き間違いか!?
(さっきはウジウジしてるって言われたのに"カッコいい"!?)
街灯に照らされた千歳の頬はまだ真っ赤なままだ。
千歳ってこんなに可愛かったっけ……
頭が溶けそうなくらい好きだ……
ウー、ウー、ウー……
だが甘い空気を裂くように、ポケットのなかでスマホがバイブした。タカシからの着信の知らせだ。