*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
オレは助けてくれる仲間がいなきゃ何も出来ない男だ。
"強さ"の意味を分かってなかった。
"使命"なんて大それたことじゃない。自分のしてることは間違いかもしれないって、ホントはいつも不安で迷ってる。
そうだ、ただ立ち止まれなくなった。
立ち止まっちゃいけない………………。それだけだ。
「いいの、もう。おばあちゃんのことは…………竜憧くんが気にすることじゃないよ。だって竜憧くんは…………関係ないもん。責任ないもん」
「……ッ」
「それより、…………助けに来てくれてありがと」
「……!……ちとせ……ッ」