*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



オレは助けてくれる仲間がいなきゃ何も出来ない男だ。

"強さ"の意味を分かってなかった。

"使命"なんて大それたことじゃない。自分のしてることは間違いかもしれないって、ホントはいつも不安で迷ってる。

そうだ、ただ立ち止まれなくなった。
立ち止まっちゃいけない………………。それだけだ。





「いいの、もう。おばあちゃんのことは…………竜憧くんが気にすることじゃないよ。だって竜憧くんは…………関係ないもん。責任ないもん」

「……ッ」

「それより、…………助けに来てくれてありがと」

「……!……ちとせ……ッ」

< 356 / 578 >

この作品をシェア

pagetop