*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
あんなに可愛いふつうの子なのに、暴走族で女総長(?)やってるんだって‼…………なんて絶対言えない。
どうせ言ったところで信じられないだろうし。(私だっていまだ夢だと思ってるくらいだから)
「それより竜憧くん遅いね?」
ついチラッと、主を待つ隣の机を見てしまった。
でも、さっちの次の言葉で身体が固まる。
「あ、そういうや竜憧くんなら職員室いたよ」
「……職員室!?」
思いがけないことだった。
まさか週末のことが学校にバレて呼び出されたんじゃない!?
「そうそう、竜憧くんの話千歳にしよーと思ってたの」
「なに!?」
「私今日から週番なのね、それでさっき職員室行ったらさ、竜憧くんが先生と話しててね、なんか空気重かったよ。……先生が"考え直せ"とか言って……」
「……!?それどういう意味!?」