*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



「……ん?……んん?どーした千歳?」

突然私が引きつった大声を出したせいで、さっちのみならずクラス中の視線が飛んできた。

「っ」

まず……ちょっと落ち着け私!

動揺が顔にでないよう慌てて作り笑いを浮かべる。

「ね、ねえ梨香ちゃん何でいきなりそんなこと言ったの?その話誰に聞いたのか聞いた?」

それでもやっぱり早口になっちゃった。だけどさっちは疑問に思わず、答えてくれた。

「あ、うーん、……B組の子が言ってたって」

「ほんと!?」

「なんかけっこうあちこちで噂になってるみたいだよ?みんなけっこう知ってたし。竜憧くん、さすがに職員室呼ばれるかもね」

「……え!」
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