*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



"こんな"!?

私の頬がピクッと反応。でも鷲尾はその倍は引きつった。

それは、隣の竜憧くんの空気が一瞬にして渦を巻き、とても険悪になったからだ。

「……ラギさんまさか本当にこの女とつき……」

「"この女"だァ?」

「……こ、この方とつき合ってンですか!?」

鷲尾をはじめ、メンバーたちの頬はずっと震えてる。

「ウルセェよ、カンケーねェだろ!この女はオレがこの世で唯一惚れてる女だ‼二度と舐めた口利くんじゃねェ‼」

「…………ッ‼」

鷲尾たちはあまりの衝撃のせいか、言葉をなくして絶句。

そして私も衝撃を受けたひとり。
一瞬で、頭が爆発しそうなほど熱があがった。
< 546 / 578 >

この作品をシェア

pagetop