*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
"こんな"!?
私の頬がピクッと反応。でも鷲尾はその倍は引きつった。
それは、隣の竜憧くんの空気が一瞬にして渦を巻き、とても険悪になったからだ。
「……ラギさんまさか本当にこの女とつき……」
「"この女"だァ?」
「……こ、この方とつき合ってンですか!?」
鷲尾をはじめ、メンバーたちの頬はずっと震えてる。
「ウルセェよ、カンケーねェだろ!この女はオレがこの世で唯一惚れてる女だ‼二度と舐めた口利くんじゃねェ‼」
「…………ッ‼」
鷲尾たちはあまりの衝撃のせいか、言葉をなくして絶句。
そして私も衝撃を受けたひとり。
一瞬で、頭が爆発しそうなほど熱があがった。