*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*
「急になに……!?」
「彼女が可愛いと彼氏は心配なんだよ!」
「…………や、やめて‼……そういうの言うのやめて!私苦手なのッ!」
千歳ってやっぱ女の子なんだよなぁ。すごく可愛い女の子なんだ。
「そうだ、千歳、キスしよう」
もう流れも空気もへったくれもないけど我慢できない。
「む……むりぃぃィ‼てかいきなり何言ってんのッ!?」
そして当たり前だけど怒られた。だってここは街のど真ん中。
「千歳とキスしたいんだよォォ‼」
「…………あ、の、さァァァ、こういうときにいきなり変なこと言わないで!?竜憧くんてそういうとこあるよね‼ホント何なの!?いつもやらしいこと考えてんの!?やめてよね!」
「………………ゴメン(否定できない)」
「ばか!ほんとばか」
なんかオレ、一生キスさえできないかも……
って落ち込んだとき、うつ向いた千歳が呟いた。
「………………だからあとで……ね」
「………………まじで!?」
それを聞いて激しく前のめりになる。でも、
「お、おでこだよッ!?分かったッ!?」
〈END〉