きみに想い届くかな?
〜美亜side〜
「ほっんとうに!それでいいの?
ごめんね、今まで気づかなくて。
辛かったよね?
いつから?いつから好きなの?」
ゆりちゃんの気持ちを思うと、胸が苦しくなった。
「気づいたのは、本当に最近ですわ。
気づいたら彼の背中を見ていましたの。
もしかしたら気づかない内に…1年の頃から?
自分でもよくわかりませんの」
本当に驚いた。
そして、ゆりちゃんが私に憎しみの気持ちをぶつけてこないことにも
驚いていた。