きみに想い届くかな?



そして、私はこの時

剛くんにちゃんと返事をしよう。

そう決心した。


「なんで私を恨まないの?

好きな人の好きな相手だよ?」



「私はみあが大好きですの」



それを聞いた途端に

私の目から涙が溢れた。


こんなに大事な人を

今まで気づかない内に傷つけていたなんて。

私が泣いても、ゆりちゃんの傷は消えない。

でも、ゆりちゃんが私のことを大好きだ

と言ってくれたから

私は泣かずにはいられない。










< 104 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop