きみに想い届くかな?



梅雨もすっかり明けて、

定期テストも終わって夏休み目前だ。


最近、俺はみあちゃんを避けていた。

定期テストの期間中も避けていたので、勉強を教えてもらうことが出来なかったから…テストの結果は散々だった。

ゆりちゃんに教えてもらおうとも考えたけど、みあちゃんに告白しといて別の女の子と2人きりというのもダメな気がした。

なんとなく、なんとなくなんだけど…

みあちゃんが俺に告白の返事をしてきそうな気がして…

避けている。


でも、もう避けるのも限界が来ていた。

次の追試で合格点を取らないと、

夏休みが補習で潰れてしまうからだ。


次、みあちゃんに話かけられたら…

避けないで話を聞こう、

そう思っていた。






< 108 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop