きみに想い届くかな?
「剛くん!」
「みあちゃん、どうしたの?」
あれ?
意外にも避けられなくて、
拍子抜けしてしまう。
「最近、避けてない?私のこと」
「なんのことー?」
キー!こいつトボける気だ。
「なんのことー?じゃないでしょ!」
「それよりみあちゃん、
お昼休み話せる?」
意外にも剛くんのほうから
話そうと言われてびっくりした。
「うん、お昼休みに中庭でいい?」
屋上は大輔くんとの場所だから、やめておきたかった。