きみに想い届くかな?
「いらっしゃいませ」
と、言ったのは
紛れもなく晴香ちゃんで。
店内に入ると、とても落ち着いた雰囲気で。
ここで大輔くんと晴香ちゃんは働いてるんだ…。
ズキッ
晴香ちゃんに席に案内されて、
座った。
「美亜ちゃん、珍しいね。
2年になってからクラス違うから話さなかったけど、
元気だった?」
「うん、晴香ちゃんも元気だった?」
「いつも元気!」
話もそこそこに、晴香ちゃんはカウンターの中に戻っていく。
「よぅ!」