きみに想い届くかな?



高1の冬⁈

そんなに前から気づいてたの!?


そんなそぶりを全く見せなかった晴香の演技力にびっくりする。

それと同時に、辛かっただろうな…とも思う。


晴香ちゃんのことは、あんまり好きになれないが…同情した。




「嘘だろ?!


そんな前から気づいていて、

なんで言わなかった?」

と、大輔くん。

「あたしは気が強いの!

大輔とずっと一緒にいたけど、そんなことも気づかない?

敦でも気づいてるよ、あたしのこんな性格。

いい加減に気づいてよ。

最後はあたしの大事さに気づいて、あたしのところに帰って来る

そう思ってたの。」

晴香ちゃん…。

「なんでそこで敦が出てくるんだよ」

大輔くんは、びっくりしてる。

「でも、大輔はいつまで経っても私を…私だけを見てくれない。気づいてくれなかった。

だから、だから…!!

そうよ、あたしも敦と付き合ってるの」




















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