きみに想い届くかな?
次の日
学校の教室に着いてすぐ、
黒板の文字が消えていないか確認した。
ほっ。
よかった。消えてない。
教室に着くまでもドキドキだった。
きみ、南井くんの姿がないか
探した。
まだ彼は来てないみたいで、
それも私をほっとさせた。
でも、逆に緊張する…
だって先に来てないってことは、
南井くんがこのメッセージを見た瞬間を私が目撃するということで。
南井くんの反応が知りたい。
その思いも切実だ。