私の恋が終わるまで
私は最低な人間だ。
もう、ケイジのことを
素敵だって思えないし
好きだとも思えないし
まして、
彼氏なんだなんて嫌。
もう、ケイジの悪いところばかり
思い出として溢れてくる
『ごめんね。ケイジ
今は、もう自分の将来だけに集中したいの
だから、ほんとごめん。』
『わかった。今までありがとう』
そうして、ケイジと別れた。
思ったことは
良かった。別れられた。だった
もうすぐ秋だ。
やっぱり夜風は昼間の蒸し暑さとは違って
ひんやりとしたもので
まるで
私のケイジへ対する思いのようだった