私の恋が終わるまで



それから文化祭までは

衣装のことや振り付けの確認とか
慌ただしく2週間は過ぎていった


そして本番。
ダンスの表彰は

全クラスが発表してから
2日目の決勝に進めるかが勝負である

その決勝に進めるのは1~3年まで合わせて
5クラスのみ

つまり、3年生だからといって
決勝に多く進めるクラスがあるわけではない

だからダンス大会は上下関係一切関係ない勝負なのだ


「よーーーーーし!

 絹ッ!気合入れていこ!
 とりあえず優勝するよ!」

春はもう決勝にいくのは当たり前と思っているようだ(笑)


「春(笑)
 まずは決勝に進めるかどうかだよ?

 まぁ…余裕で決勝に進めると思うけどね」


「当たり前じゃん!

 うちらのクラスほど息ぴったりのクラスないよ?
 それにここまでみんなで頑張っていたんだから楽しまなきゃね☆」


そだよね。
他のクラスメイトは緊張しているみたで
表情がこわばっていたりしている


「みんな。大丈夫だよ

 あんなに練習したんだもん
 練習の時みんなで踊って楽しかったでしょ?

 その時の思いのまま楽しめばいいんだよ
 だからそんな怖い顔しないで?

 笑って?楽しもうよ!」


私がみんなに言うと
すごく驚いたような顔をされた




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