LOVE物語3
少し、教科書がカラフルになってきたけど、何も書いていない教科書よりかはいい。
それから、私は勉強をしていた。
「遥香ちゃん。あ、佐々木先生。これから、院長先生が遥香ちゃんの診察をしたいみたいなんですけど…大丈夫ですか?」
「あぁ。分かった。」
「もしかして、退院できるのかな?」
私は、尊に聞いてみた。
「本当、病院は嫌なんだな。」
笑いながら、頭をかく尊。
病院が、好きな人なんかいるわけないじゃん。
思わず、そうつっこみを入れたいくらいだった。
「遥香ちゃん。こんにちは。」
「こんにちは。」
「尊、ちょっと外に出ていてくれないか?」
「え?」
院長先生は、そう言ってからカーテンを閉めた。
「遥香ちゃん。ちょっと、傷口見せてもらっていいかな?」
院長先生に促され、私は服をめくった。
「よし。だいぶ治ってきたな。」
そう言ってから、カーテンを開けて、尊に部屋に戻るように言った。
「俺、外に出た意味あった?」
少し、尊が拗ねていた。
「拗ねんなって。安心しろ、遥香ちゃんには何もしてないから。それに、年頃の女の子なんだから、彼氏とはいえ、好きな人に見られるのはやっぱり抵抗あるだろ。」
「参ったな。」
この表情は、きっと自分も困っているというような顔だった。
理性をこらえることが、大変とか昔言ってたっけ。
「大丈夫ですよ、いつも診察されてるので。」
私は、院長先生にそう伝えた。
「そっか。それから、遥香ちゃん。明日1日様子を見て、大丈夫そうだったら退院しよう。」
「本当!?」
「あぁ。でも、いくつか条件がある。」
「条件?」
「1番に守ってほしいことは、体調が悪い事を必ず尊に伝えること。自分の身体を大切にすること。この2つのことは、遥香ちゃんの義理のお父さんとして。それから、医者としては、しばらくは、激しい運動をしないこと。人混みは避けること。それから…食事制限を守ってほしい。いいね?」
「はい。」
私は、最初の2つの約束が頭から離れなかった。
尊のお父さんは、家族として私の心配をしてくれている。
それが、たまらなく嬉しかった。
尊の彼女として、未来の妻として認められているみたいで嬉しかった。
それから、私は勉強をしていた。
「遥香ちゃん。あ、佐々木先生。これから、院長先生が遥香ちゃんの診察をしたいみたいなんですけど…大丈夫ですか?」
「あぁ。分かった。」
「もしかして、退院できるのかな?」
私は、尊に聞いてみた。
「本当、病院は嫌なんだな。」
笑いながら、頭をかく尊。
病院が、好きな人なんかいるわけないじゃん。
思わず、そうつっこみを入れたいくらいだった。
「遥香ちゃん。こんにちは。」
「こんにちは。」
「尊、ちょっと外に出ていてくれないか?」
「え?」
院長先生は、そう言ってからカーテンを閉めた。
「遥香ちゃん。ちょっと、傷口見せてもらっていいかな?」
院長先生に促され、私は服をめくった。
「よし。だいぶ治ってきたな。」
そう言ってから、カーテンを開けて、尊に部屋に戻るように言った。
「俺、外に出た意味あった?」
少し、尊が拗ねていた。
「拗ねんなって。安心しろ、遥香ちゃんには何もしてないから。それに、年頃の女の子なんだから、彼氏とはいえ、好きな人に見られるのはやっぱり抵抗あるだろ。」
「参ったな。」
この表情は、きっと自分も困っているというような顔だった。
理性をこらえることが、大変とか昔言ってたっけ。
「大丈夫ですよ、いつも診察されてるので。」
私は、院長先生にそう伝えた。
「そっか。それから、遥香ちゃん。明日1日様子を見て、大丈夫そうだったら退院しよう。」
「本当!?」
「あぁ。でも、いくつか条件がある。」
「条件?」
「1番に守ってほしいことは、体調が悪い事を必ず尊に伝えること。自分の身体を大切にすること。この2つのことは、遥香ちゃんの義理のお父さんとして。それから、医者としては、しばらくは、激しい運動をしないこと。人混みは避けること。それから…食事制限を守ってほしい。いいね?」
「はい。」
私は、最初の2つの約束が頭から離れなかった。
尊のお父さんは、家族として私の心配をしてくれている。
それが、たまらなく嬉しかった。
尊の彼女として、未来の妻として認められているみたいで嬉しかった。