野球少年が恋をした【短】



「…たけちゃん…?」




うつむいていたオレを心配したのか、あやちゃんがそっと声をかけた。




でも、今のオレにはあやちゃんのその言葉が痛い。










「…ゴメン、あやちゃん…。」






オレはそれだけ言ってあやちゃんに背を向けた。








「たけちゃん!」





靴箱からでる間際、あやちゃんがオレを呼ぶ声が聞こえた。









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