俺たちは確かに青春している
「ケーコ、ちょっと俺、教室戻る。」

「え?優斗くん?」

俺は、とりあえず走った。

誰にも会わないように。

頬を伝わる。熱い滴。

これをなんて呼ぶのか、俺には分からなかった。

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