ヤミガラスの災い
俺はとにかくこの悲劇早く止めたくて

図書館で一番大事と考えた人物のことを探したのだ

俺「一番のキーとなる人物。それは担任だ!母親の」

その人なら何か知ってるかもしれない

そう思ったのだ

でも現実は甘かった

新聞の記事によると先生達は謎の集団首吊り自殺して死んだらしい

なんで謎って

「遺書」が無かったんだ

普通自殺なら遺書を残すのが普通だ
なにか不憫なことを書いて死ぬ
それが、自殺なのだから

さらにある共通点に気づいたんだ

この先生達…は。

「生徒の親」だったということだ

生徒手帳と先生の名前を照らし合わせるとさらに納得できる

俺「でもどうして自殺なんて…」

まてよ

俺「自殺ではなく「首を吊る」ことで子供を救ってやると脅されてたのか…そうだとしたらその後助けなければただの自殺だと隠せてしまう。生徒はそれを見てたんだ だから殺そうと思ったんだ」

俺「あの女の人は先生だったのかもしれない」

とりあえずそれが気になったので刑事さんに電話をいれると

「なんでわかったんすか?!」と驚愕した声が聞こえた

やっぱり…

つまり
俺「7人の子供たちが先生に復讐してるわけが…」

でも誰が誰だかわからない先生を救えないしどうしたらいいのか分からない。もどかしさに空気が重くなる

俺「とりあえず部屋に戻ろう」

帰って寝た次の日に事件が起きたのは誰も予想できないことだった


テレビつけたら、そこにはカラスによるものかという文字が映し出されていた
その映像には人の体を無残に食い散らかされている画像が流れていたのだ
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