ツンデレラ
その時でした。

リーンゴーン…リーンゴーン……

夜中の零時を告げる鐘が鳴り響きました。それを聞いたツンデレラは大事な事を思い出しました。

「あ、いけない。見たいテレビ始まっちゃう。早くかえらなきゃ」

王子様に勝てた事に満足していたツンデレラは、頭をアッサリと切り替えさっさとお城をあとにしました。

しかしツンデレラは気付いていませんでした。

ツンデレラが王子様との戦いでコッソリ反則で使っていたガラスのメリケンサックの存在に王子様が気付いていた事、そしてその証拠品となるガラスのメリケンサックをお城に落として来てしまった事を……

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