透き通る季節の中で
 中学校に向かって一人で歩いていたとき、何か新しいことを始めてみようと思った。

 何か新しいことを始めなければ、学校と家と学習塾を往復するだけの日々が続いてしまう。
 一人は嫌いじゃないけど、やっぱり友達が欲しい。

 勉強以外に打ち込めることを見つけるため、友達を作るため、小学四年生の途中から通い続けていた学習塾は辞めることにした。
< 18 / 268 >

この作品をシェア

pagetop