ずっと一緒じゃなきゃダメ!
 「お前ら一斉に俺の肩を叩くな。俺が可哀想だろ。」


 「え、楓太可哀想なの?」


楓太、何かやっちゃったのかな。

ここは、必殺の....


 「私がよしよししてやろう!」


私より頭一つ分背の高い楓太に

背伸びをして髪をわしゃわしゃと撫でてやる。


 「おう、さんきゅー。」


 「いいえ!」

楓太が嬉しそうに笑ってくれるから

なかなかやめられない。


 「和、俺も。」


 「奏太も?」


 「俺も。」


 「俺もしろ。」


 「力哉も幸樹も?仕方ないなー。」


可愛いなー、こんちくしょー。

3人にも髪をわしゃわしゃしてあげる。


 「はい、終了。俺の妹は返してもらうからな。」


 「おー?楓太君はすねちゃいました?」


 「奏太、調子のんなよ?」


 「怖。楓太怖。」


 「楓太だけの妹に戻りまーす!」


 「和、気が変わったら安川家に来いよ。」


 「いかせねぇーよ?」







いつもの5人が一番楽しい。

運命の人に出会えるのかな?

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