天満堂へようこそ
「たしかに安いですけどクーポン使われたら損じゃないかなぁ?」

「ふん、大量に買わせれば良いんだよ。
奏太、お前がな!」

「俺?どーやって?」

「ちょっと来い」

ベランダに連れ出され、無理やりカットさせられる。
いいのか?俺の頭…
後ろからためらいもなくジョキジョキ音がするので、目だけ瞑って終わるのを待つ。

「良し!鏡みて来い。中々の腕だな私も」

満足そうにしてるが俺の頭は寒い…
恐る恐る鏡を見ると、誰だこれ?とゆう髪型になっていた。

「どうだ?アイドル雑誌見て切ったんだが。
ほらコレ。このグループのだな…どうした?」

「俺カッコいいかも」

雑誌でパコーンと叩かれ、「素材はいいんだよ。無頓着なだけだ!服も地味だしな」

「そんな事言われても…」

「が、良いものは買ってるな。
これとこれをこうやって着たら…うん。着替えてこい」

「あぁもう、勝手に開けないで!きますから!」

着替えた姿に満足そうにし、エプロンにチラシを渡される。

ムーもいつの間にか天満堂洋服を着せられ、
リードまでつけられている。
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