天満堂へようこそ
「言っておくが、その病を治す薬はある...が、
それは人間の生の理に反することだ。
だから苦しまないように見送ってやるようにできる薬なら売ってやってもいい」
「ばぁちゃんは...」
「私にだってその気持ちはわかる。
だがな、不治の薬を飲めばばぁさんは治るだろう。
そのあとは?
あのばぁさんは私も良く知っているが、かなりの高齢だ。
それがあと30年50年生きてみろ。
ただの化け物扱いだ。
それでもいいのか?」
「それは...
でも死ぬのは...」
「今どんな状況だ」
「かなり辛そうで。
お医者さんは後1週間ぐらいって」
「ふむ。
今回は特別だ。
私も世話になったからな。
最後に話ができる程度にはしてやろう。
その後に苦しまずに逝ける薬なら売ってもいいが条件がある」
それは人間の生の理に反することだ。
だから苦しまないように見送ってやるようにできる薬なら売ってやってもいい」
「ばぁちゃんは...」
「私にだってその気持ちはわかる。
だがな、不治の薬を飲めばばぁさんは治るだろう。
そのあとは?
あのばぁさんは私も良く知っているが、かなりの高齢だ。
それがあと30年50年生きてみろ。
ただの化け物扱いだ。
それでもいいのか?」
「それは...
でも死ぬのは...」
「今どんな状況だ」
「かなり辛そうで。
お医者さんは後1週間ぐらいって」
「ふむ。
今回は特別だ。
私も世話になったからな。
最後に話ができる程度にはしてやろう。
その後に苦しまずに逝ける薬なら売ってもいいが条件がある」