天満堂へようこそ
受け取った綿毛を先に出来ていた液体に大量に放り込み煮込む。
綿毛はすぐに溶けるので便利で使い勝手が良い。
かなり持ってこられたので、煮込んでいる間に透明の容器に移し変える。

出来た薬を小瓶に詰め、冷却魔法で冷まし一階へ持っていく。

「待たせたな。
これで一回分だ。
なるべく飲ませろよ?

で、母上に返事はと聞かれたら、手紙は読んだ。その内会うこともあるだろうと伝えておいてくれ」

「畏まりました。
これお代金です」

と札束を二つ出す。

釣りを渡そうとするが、人間界ではこのお金がたくさんいる世界だと聞いたから、
もらって欲しいと言われたので、遠慮無くもらうことにした。

ありがとうと妖精は帰っていき、今のうちにと小瓶に惚れ薬を大量に詰めていく。
途中、殆どが万能薬だったがかなり売れ、人間の処方せんの薬も用意し忙しい一日となってしまった。
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