先生ッ!!



目を覚ますと、ベッドで寝ていた。

明らかに自宅じゃない。

知らない天井の景色。
でも、どこかで嗅いだことのある匂い。

確か昨日、保育園の教室にいて……、


「あ、起きた?おはよう。」

「坂野?何で!?」


私、一体何してんの!!??
まずドコから突っ込むべき!?
それすらわからない!!


「プッ。すげぇ動揺してる。お前、昨日倒れたんだぜ?だから運んだ。あ、ちなみにここ俺ん家だから。」

そういえば、昨日帰ろうと思ったら急に目眩がして意識飛んで……気付いたら坂野の家に?

なるほど……。

って、納得してる場合じゃない!!

いろいろ問題あるんですけど!?


「服は……?」


デカイTシャツに下着だけ?おかしいよね!?


「服ならそこに置いてある。昨日苦しそうだったから、脱がして俺のTシャツ着せた。」


てことは完璧に……見られた?


「イヤァァァッ!!」


今すぐここから立ち去りたい!///


「うるさっ!そんなにイヤだったのか?」


イヤ以外になにがあるって言うのよ!!


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