ろ う そ く

「じゃ、またメールしてこいよー!!」


「わかったー。」


勧めを断り、私は家路へついた。


すると、さっき駅で会った男子達が後をつけて来てるのがわかった。



武山の家から15mくらいした所で、私は振り向いて言った。


「何?何か用ですか?」


「お前…ふざけんなよ。」


「は?ふざけてるんはそっちじゃない?」


私はバカにしたように言った。

それで相手がカッとしたのがわかった。



「調子こいてんちゃうぞ!!」


男子の連中は、チャリを置いてこっちに来た。



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