ろ う そ く

「殴る?それとも蹴る?」


私はこれぐらいの事は慣れてた。

小学校の時も同じやったから。


「ん、おまえ…」


「お好きにどうぞー?笑」


男子の中の1人が、私の胸ぐらを掴んだ。



「どうしたん?」


男が服を掴む手の爪が、胸に食い込む…。


「裕史と何しててん。」


「ハハッ。そんな事で怒ってんの?」


「何してたか聞いてんねん!!!」


男は更に力を強めた。

こいつら、女相手に…情けないわ。



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