ろ う そ く


「武山って、まだサーフィンやってるん?」


「うん。
こないだも伊勢行ってきてな、それでめっちゃおっきい魚がおって…――」


海のことを話す武山は、なんか輝いてた。

必死でその時のことを思い出して、私に話そうとしてくれた。


「――…
俺が大学生になったら、ふたりで車乗って行こな!!」


「うん!!」


武山は変わってなかった。


私との時間を大切にしてくれる。


最っっ高のパートナー。




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