天満堂へようこそ -2-
余りにも煩かったのか、ガチャりと扉が開くと兵が外に出してくれた。
部屋をでてすぐは壁。
片側だけに部屋がある様で、あかりがポツポツ付いている薄暗い廊下を進むと上り階段があり、上へ上へと登っていく。
かなり登った所は屋上。
城の一角と言った所か、広さはそんなに無いものの、外からかなり奥の方まで一望できる。
初めて見る天界の景色は、思っていたのと全く違い、ただただ草原が広がっているだけだった。
「これが天界?」
兵は話したらいけないのか、決まりがあるのか全く話さない。
「天界ってお花畑がいっぱいだと思ったんだけどなー?外歩きたいなー」と塔の端から落ちるふりをする。
「危ない!」と一人の兵が支えに来て声を発する。
「喋れるんじゃん」とニヤッと笑う。
「本来は許可が無いと話すことはできません。今は緊急事態でしたので」
「誰の?」
「王子様のでございます」
「リアムさん?」
「いえ、あなた様です」
部屋をでてすぐは壁。
片側だけに部屋がある様で、あかりがポツポツ付いている薄暗い廊下を進むと上り階段があり、上へ上へと登っていく。
かなり登った所は屋上。
城の一角と言った所か、広さはそんなに無いものの、外からかなり奥の方まで一望できる。
初めて見る天界の景色は、思っていたのと全く違い、ただただ草原が広がっているだけだった。
「これが天界?」
兵は話したらいけないのか、決まりがあるのか全く話さない。
「天界ってお花畑がいっぱいだと思ったんだけどなー?外歩きたいなー」と塔の端から落ちるふりをする。
「危ない!」と一人の兵が支えに来て声を発する。
「喋れるんじゃん」とニヤッと笑う。
「本来は許可が無いと話すことはできません。今は緊急事態でしたので」
「誰の?」
「王子様のでございます」
「リアムさん?」
「いえ、あなた様です」