天満堂へようこそ -2-
「俺が王子?ばかな事言わないでよ。認めてないし証拠もない」

「いずれ、リアム様が解明なさるでしょう。それまではここにてお過ごしいただきたいとの事です」

そう言い、すぐにまた地下の部屋に戻される。
鍵の閉まる音はしなかったから、すぐにリアムが来るのだろう。

「お待たせいたしました」

「待ってない」

「そう言わずに。奏太さんが眠っていらっしゃる間に、少々血を頂きました」

「__何?」

「そこの機械の中で、今分析をしておりまして、もう結果が出ていると思います」

「何の?」

少しお待ちを、と言い機械の方で何かやっている。
血だと?傷口も何もないし痛みもない。
あぁ、魔法か......と納得はするものの、分析とはまた天国に似つかわしくないものが置いてある。
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